サンシャインコーストの12か月

カナダ西海岸のサンシャインコーストより移住生活、地元の情報など発信します

エドモントン へ行ってきました

週末から義母の住むエドモントンに来ているので、今回はエドモントンについて。今月初めにサマータイムが解除されたばかりですが、エドモントンにはもう「冬」が訪れています。それもバンクーバーとは比較にならない厳しい冬です!

バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州とロッキー山脈を境に隣に位置する州がアルバータ州で、州都がエドモントンです。同じ州に、オリンピックで知られるカルガリーや、国立公園のバンフ、ジャスパーがあります。アルバータ州はカナダ全体ではバンクーバーと同じ「西部」に位置づけられているものの、気候はかなり違います。(ちなみに人の気質もぜーんぜん違います)。
今バンクーバーはまだ美しい紅葉が見られる時期ですが、先週金曜日のお昼にエドモントンに到着すると、飛行機の窓の外には雪景色が待っていました。子供達が機内で歓声を上げる中、周りの大人たちはやれやれといった雰囲気。私は心の中で「出た!エドモントン」。
バンクーバーから飛行機で1時間半足らずの距離しか離れていないのに、毎回来るたびにこうも季節が異なるものかと驚かされるのです。ロッキー山脈恐るべし。エドモントンはロッキー山脈から吹き降ろされる寒気の影響を直接受ける場所に位置しているそうです。

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エドモントンは一年の約半分の6ヶ月が冬となり、5月や10月に雪が降る事も珍しくありません。山に囲まれた地形からして、北海道のニセコと似ているなと思います。あそこも冬が6か月と聞きました。でもニセコとの違いは気温の低さでしょう。どのくらい寒くなるかと言うと、私が体験した最高の寒さはマイナス38度、、、さらに驚く事に翌日マイナス10度くらいに「上がった」ので気温にして30度くらいの変化を体験した事になります。気候の変化がめまぐるしいのもエドモントンの気候の特徴です。ビジターとしては気温の低さよりも、この気温や天気の変化について行くほうが大変かも。はじめてエドモントンの寒さを体験したときは、こんなに厳しい環境のもとで大勢の人々が現代的な暮らしをしている事が私には軽い衝撃でした。北欧諸国などでも都市部は厳しい寒さのなかで便利な暮らしができていると思いますが、一応エドモントンは北米最北の「100万人都市」なのです。マイナス40度でも普通にスタバでコーヒー買えるし(外を歩いては行かないけどね)、超高層ビルのエレベーターもスムーズに動いているし(香港には負けるけど)、飛行場もショッピングモールもみんな正常に機能していて、基本的に東京や香港と同じようなインフラが100万人に提供されているって、私は結構すごいことだなと思いました。ま、エドモントンから香港に遊びにきたら、「プラス」40度と湿度約100%の環境にノックアウトされるのかもしれませんが。そう書くと自分がこの2-3年でつくづく正反対の気候を経験しているなあと、それもまた軽い衝撃(汗)。

ところで、一口に「寒い」と言っても、その状況も程度もバリエーションがかなり豊富なため、表現も様々。そしてカナダ人は基本的に天候に対してあまり「Cold(寒い)」と言う言葉は使わないように思います。代わりに「Chill, Chilly」と言うのをよく耳にしますが、私にとってはかなり寒い零下くらいでもみな「Chill」で済ませてしまう(笑)。

そして他の表現はどんなのがあるかというと、「Crisp 」はイメージ的に快晴でお天気は良いけど寒い時。私の場合、この時点で耳がキーンとしそうな寒さかも(汗)。「Fresh」になるとそれに風が加わる状況。ずいぶんポジティブな表現かと、、、。「Frosty 」とかも聞きますが、文字通り霜が降りて車の窓とかが一斉に凍りついた朝に聞かれます。あー寒い❄️😨「Brisk 」と言ったら私はもう外出不可の吹雪いている状態 ❄️😰さらにもし誰かが「Harsh 」と言ったら猛吹雪などの悪天候でカナダ人もさすがに大変!大寒波!!!😱😱😱等々。 

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最後におまけの雪のバンクーバーについて。実はバンクーバーにはカナダ国内で唯一、雪に慣れていない人たちが暮らしています(笑)。ひとたび雪が降ると、車やバスが至る所で立ち往生。事故・渋滞が大発生。基本的にスノータイヤを装着しない車が多いからですが、雪で会社を休む人までいるし、坂道が上がれなくなったら学校は休校。日本人の私でも「ちょっとみんな雪に弱すぎやしないかねー。」なんて少し余裕な発言が出てしまうくらい情けない(笑)。ちなみに他の州に住むカナダ人は冬のバンクーバー住民をネタにジョークを連発😅雪に慣れている他州やBC州でも山間部に住むカナダ人にとってはバンクーバーの大騒ぎはかなり滑稽に映るようですよ。
今年のバンクーバーの初雪はいつになるでしょうか。

 

サンシャインコーストは「キノコ狩り」のシーズン(総集編)

こんにちは。

カナダも今日から11月になりました。

10月後半は忙しかったー。昨日のハロウィーンでとどめを刺されたような私です。毎年のことでありますが、10月は長男の誕生日の後1週間足らずでハロウィーンがやってくるので、後半はかなり疲労感に(私だけ)おそわれます。

毎年11月1日になると、先月の忙しさから解放されてほっとするのもつかの間、あと「2か月」で今年も終わりだと気が付き、これも毎年恒例ですがひとり唖然としています。

さて、気を取り直して、今年のキノコ狩りの成果を記録しておきたいと思います。今年はプロのピッカー(キノコ狩りのプロ)の友達いわく、BC州の収穫量はいまいちだそうです。

しかし!我が家はこの2週間かなり大量のキノコに囲まれておりましたよ(笑)まずはこちらのChantelle (シャンテレール)がどっさりです。

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 これがたぶん一番高値で取引されるキノコですね。ぬるぬるしていないなめことしめじの食感を合わせたようなキノコです。個人的には新鮮なサーモンのソテーなど魚料理と一緒にいただくのが好きです。
次におなじみのこちらマツタケ。

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 今年はシーズンに雨が少なかったからか、笠が開いておらず虫も入っていなくて、トップグレード級がおすそわけでうちにもゴロゴロやってきました。ラッキーでした。というわけで、日本人には定番のマツタケご飯や、カナダ人の好きなバター醤油炒めなど色々つくりました。

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それからさらにちょっと珍しい「Califlower (カリフラワー)」と呼ばれるキノコも夫がとってきました。

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採れたてはもうちょっと白っぽくて、本当にカリフラワーによく似ています。食べた感じは、なんというか海藻っぽい・・・?!

海と山という全く異なる環境に育った者同士の姿形が似ていたり、食感まで似ているってなんだか不思議です。森に生えているコケの絨毯も時々サンゴ礁みたいな形や色をしていたりするし。自然は面白いですねー。

というわけで、色々キノコが集まってきて食べきれないので保存しなければいけないのですが、簡単に冷凍しても良いのですがせっかく色々な種類があるので、ニンニクと、黒コショウ粒と、鷹の爪少々と一緒にオイル漬けにすることにしました。

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個性的な味にすると使える料理が限定されてしまうので、ハーブ系やほかのスパイスは入れずにオリーブオイルだけで仕上げることにしました。かなりぎっしり入れてジャム用の瓶に3個分ができました。これでこの冬は色々楽しめるといいな。

やれやれと思っていた矢先、玄関のドアを開けたところ・・・

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 キノコ狩り帰りのピッカーの友人が軒下に無造作においていってくれたようです。親切なクマみたいな人ですね(笑)。

 

 

サンシャインコーストは「キノコ狩り」のシーズン(結末編)Mushroom Picking in Sunshine Coast BC Canada

シーズンを迎えたキノコ狩り。 

(準備編)からの続きです。舗装されていない道をどんどん上がり、自宅からおよそ30分位で最初の森に到着しました。この地区は「Roberts Creek (ロバーツクリーク)」といい、山も海もある私の大好きなエリアです。バンクーバーへ行きのフェリー乗り場がある「Langdale (ランデール)」と我が家のある「Halfmoon Bay(ハーフムーンベイ)」地区のちょうど中間位に位置しています。 

Mushroom picking is just in season in Sunshine Coast! First, we went to the upper forest at Roberts Creek, one of my favorite area in Sunshine Coast. 

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子供たちは早速木々の間を飛び跳ねて、静かな森の中に鈴の音が響きわたります。この日一番探していたのは、「Chantelle(シャンテレール)」というキノコです。キノコ系パスタによくこの名前が登場します。パスタはもちろん、私は魚やシーフード料理のトッピングに使うのが好きです。バターでソテーするとふわっと甘みが広がります。

This time what we looked for the most was "Chantelle".  I love to cook chantelles especially in the mixed mushroom pasta, and with the fish and seafood dishes (yummy!). However, we could not find any edible mushroom in the forest so we decided to go up further. 

残念ながら、この森では食べられるキノコを見つけることができなかったので、さらに上のほうの森へ行くことなりました。15分位オフロードを走っていくと、山の頂上付近に到着。バンクーバー島まで見渡せる素晴らしい景色が広がっていました。

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We reached at the top of the mountain, from there, we could overlook the beautiful Vancouver Island.   

しかし、、、落ち着いて良く考えてみると、別の森に行く予定だったはずで、頂上にいるのはなんかおかしいことに気が付きました。 夫曰く、「途中で右に曲がる道があったなあ・・」(なんで曲がらないんだろう??)どうやら道を間違えてしまったようです。山の下のほうを見下ろすと、このまま道なりに行けば「Wilson Creek(ウィルソンクリーク)」という地区につくことがわかり、のんきな私たちは「ま、いいかっ」ということでそのまま進むことに。すると山道を下るうちにまた森林に囲まれた地域があったので、もう一度車を止めることにしました。

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I'm not a big fan of them. seriously.... 

立派ななめくじ君たちが活躍中の森、、、ギャーーーっ。今まで入ったことのないエリアだったので、まずは先に夫だけ「キノコがありそうな森か?」調べるために森の中に入っていくことにしました。あまりに人気がない雰囲気のため、少し怖い私はその間子供たちと一緒に車の中で待機。15分位すると夫が戻ってくるのが見えました。手とシャツで何かを抱えている感じ?もしや・・・?!

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My husband found a couple of large boletes in the forrest on the way back to Wilson Creek. Well done!

 なんと大きなBolete (ボリート)がたくさん!でかした夫よ!
ボリートはポルチーニの一種。私はよく「ポルチーニとシイタケを足して2で割ったような」キノコといいます。前回のブログで友達のSAちゃんがキノコと毒キノコを見分けられるの?というコメントをくれましたが、ボリートは、いくつかの簡単に見分けられるキノコのうちの1種です。傘の裏側に特徴があってきれいな黄色のスポンジ状になっているので、そこを必ずチェックすればOK。

一気に「キノコ狩人」モードに入った私と子供たちも早速森の中に入ることに。バイク・トレールもない手つかずの自然の森はとても神秘的ですが、その分かなり歩きづらいというか、はっきりいって危険です。木の根っこあたりを目指して足を踏み入れると、いきなり「ズボッ!」とエアポケットのように穴が開いて足が取られてしまいます。おとぎ話の森の中だと穴に足が取られて、そこから別世界へ「うわあああーーーーーっ」と穴の中に落ちていくシーンがよくあるけど、まさにその世界(汗)。特に大人で体重があるとかなり深い穴ができてしまうのです。結果、足を取られた私の左側のジーンズが泥だらけ。そして突然バランスを崩した私の体が悲鳴を上げている(涙)。周りでも子供たちが「スポッ、スポッ」となりながら、でもどんどん先を進んでいきます。だれも音を上げる様子がないため(汗)、私も仕方なく「ズボッ、キャー、ズボッ、うわああーっ」の調子で森の中へ入っていきました。

ボリートは大体、倒木の付近に木にくっついた感じで「ひっそり」といるので、苔ではなく、木の周りを注意深く見て回ります。30分位したでしょうか。私もついに見つけましたよ!

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After being struggled in the deep wet forest, I finally found the beautiful boletes in perfect shape. Woo Hoo!

完璧なサイズのボリートが2個!やりましたー!!!頑張ったかいがありました(大汗)。このマッシュルームは個体が大きいので1つでも良質なものであればお料理にたくさん使えます♪

あきらめかけていた長男も最後に2個発見!お疲れ様ー!

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結局全部で11個のボリートを見つけたので、私たちはこの森を「Forest of Bolete (ボリートの森)」と名付けることに。誰も言わない秘密の森だよー♪ そして帰りにもう一度夫はキノコのバイヤーの所に行き、取ったキノコを見てもらいました。親切なバイヤーのロバーツさんいわく全部食べられるキノコということですが、おいしくなさそうなのとあまり良い質ではないものを教えてもらって、無事帰宅。意外なバイヤーの活用方法(笑)。
On the way home we dropped by at the buyer stand and the kind mushroom buyer confirmed all mushrooms were edibile boletes and advised us some are not well shaped (not tasty) etc.  

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私が見つけたボリート2個のサイズはこのくらいです。こうやって改めてみると、ポルチーニの仲間だとわかるかな。翌日の朝、まずは一つ味見をしようということで、お決まりのオムレツを作ることにしました。
We could tell the bolete is the family of porcini in this photo. 

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The typical first dish after picking the mushroom is - the omlette! 

運よく友達の家庭菜園で取れた小さい玉ねぎと肉厚ベーコンがあったのでバターで一緒にソテーします。

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Our favorite combination - the mushroom omlette with the rye bread toast.

なぜか我が家ではオムレツを食べる時はいつもライブレッドと一緒に。ライ麦の独特の風味とキノコの甘味がなんとも言えず合います。本当に(笑)。ごちそうさまでした!
というわけで、今回は、シャントレールマッシュルームを探すはずでしたが、結果はボリートがたくさん見つかって、うれしいサプライズでした。キノコ狩りのピークは10月末までの2週間だそうです。
夫は今朝早く、プロのマッシュルーム・ピッカー友達と一緒に出かけていきました。仕事の前のキノコ採り?ま、帰りを楽しみに待つとします♪

It turned out the happy surprise Bolete day. We name the forest "Bolete of Forest". Where is it? It's our secret!  

サンシャインコーストは「キノコ狩り」のシーズン(準備編)

秋晴れが続くサンシャインコースト。

なんとか日曜日の長男の誕生日までもってくれるといいんだけどなーと願っています。

カナダの秋というと、美しい紅葉を想像するかもしれません。
実際、カナダの各地はただ今紅葉まっさかりです。

でも、BC州の森の中は状況がちょっと違います。
特にサンシャインコーストはBC州の中でも太平洋側に面していて比較的温暖なため
コケの生えたうっそうとした深緑の森がどこまでも広がっています。
まだまだハイキングやマウンテンバイクを人がたくさん訪れています。
そして秋は、大人も子供もみんなが楽しめてワクワクできる「キノコ狩り」の季節でもあります。

昨日は日曜日だったので我が家も家族全員でキノコ狩りにでかけました!

まず、森に入る前にキノコ狩り用の準備をします。
我が家で必ず携帯するものは「ベアスプレー」「クマよけの鈴」「キノコを入れる袋」です。

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基本的に夫と近くの森に行く際は、彼の体格を鑑み(縦横ともに大型種)ほとんど恐怖心はないのですが
キノコを採りに行く森はいつもの近場の森ではなく
少し標高の高い森のため、当然「野生動物」がたくさん生息しています。
具体的には、(怖くないほうから)リスやネズミ、モグラなどの小動物、シカ、キツネ、コヨーテ、クマ、クーガー等々。怖いなーっもう。

そしてこの時期はクマも冬眠に入る前にせっせと「キノコ狩り」をしている時期なので
クマに遭遇する可能性は高いため私と夫は「ベアスプレー」を携帯します。

「ベアスプレー」とは文字通り、クマにスプレーをしてクマを撃退する護身用のスプレーです。
ベアスプレーは「Canadian Tire(カナディアンタイヤ)」などの大型工具店で購入できます。
大体「狩猟用具コーナー」のカギがついた場所に保管されており、購入の際は大人の身分証明書が必要。
値段は一本50ドル位(4000円位)で結構なお値段。なんか本気度が増す感じ。
ちなみにベアスプレーにも書いてありますが
クマを見たからといって、むやみにベアスプレーをしても意味がないそうで、、、
目の前に現れたクマに対して、目や鼻に「直接」スプレーしないと効果がないとか、、、。
つまりもっと具体的にいうと、クマが目の前で襲いかかってきたときに使うものということですね。
私にはかなり非現実的な光景(汗)。

そんな状態でクマにスプレーできないよー、と夫に言ったら、「Most likely you use it when I'm attacked by a bear (ぼくがクマに襲われている時に、君がクマにスプレーする感じだね)」とあっさり言われました。(映画のシーンじゃないんだからさあ、、、)
あくまでも「お守り替わり」ということでしょうか。本当に万が一に備えて夫と私と各1本を携帯します。

そして子供たちと私はクマよけの鈴を携帯します。
子供たちの声が大きい(というか、うるさい)ので基本的にそれだけで十分人の気配があるのですが
万が一お互いの距離が離れた時のために鈴をつけます。
鈴をつけているとクマに人間が近くにいることを知らせることができるわけです。

私たちが入る森にいるのは「Black Bear(ツキノワグマと同種)」で基本的にこの種のクマは人間を恐れるため、場所を知らせたほうが安全です。
クマに襲われるケースは大体にして「鉢合わせ」してしまうときで、クマがびっくりして人を襲うと言う感じ。
また親子連れのクマに鉢合わせてしまうと保身からもっと攻撃的になるそうです。
ちなみに今回鈴をつけて分かったのが、一番効果的に音を鳴らすことができるのは子供たちの靴ひものあたりにつけること。
もーうるさい、うるさい(笑)。 

最後に忘れてはいけないのがキノコを入れる袋です。本気?でキノコ狩りに出かける人は背中にリュックまたはかごのようなものをしょって出かけています。
スーパーのビニール袋でも要はなんでもOKですが
足場が悪いので、手で持って歩くのは危険ですから必ず何か入れるものが必要です。
で、私が使うのはビーチ用のサック。
普段はゴーグルとか水鉄砲を入れる袋をキノコ狩りで使いまわします。
正直なところどれだけ取れるかわからないので(笑)この袋で十分です。

準備ができたら、ハイウェイでキノコが取れそうな山の上のほうへ向かいます。
途中で、「マッシュルーム買います」の看板が出ていました。

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この看板の先には、キノコのバイヤーがスタンドを立てています。
バイヤーにキノコを持ち込めば、キノコの種類や質に応じてその場で買い取ってくれます。
遊びにくるついでにお小遣い稼ぎもしたい人はこの時期に遊びに来たらいいかな?!

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道でこの看板を見るようになったら正式に?シーズンがスタートしたという合図でもあります。
キノコ狩りの気分も高まる私たち♪

山に行く前に、近所の「Benny(エッグベネディクト)」のおいしいカフェで腹ごしらえをして、と(夫)。

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いざ森の中へ出発です!!

サンシャインコーストの秋のお楽しみ:焚火と焼きリンゴ

こんにちは。

サンシャインコーストもすっかり秋の気配です。

まだ夏時間ですが、日が落ちるのがずいぶん早くなってきました。

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  お天気が良ければ、キノコ狩りが楽しい季節。今の時期だと、Chantelle(シャンテレール)かBolletus(ポルチーニ)がとれるかな。週末はキノコ狩りに行きたいとおもっています!

 そしてもう一つの秋の楽しみといえば、「焚火」です。

夏の焚火はもちろん楽しいのですが、何しろ日の暮れる時間が遅いのであたりが暗くなるのは大体夜9時以降です。

その点、秋はさすがに7時過ぎには暗くなってきますので焚火の火がきれいです。

肌寒くなってきても子供たちは水辺で遊ぶのが好きなので、焚火も水辺でして、一石二鳥。
火事の心配もないですし、周りにはたくさんの木の枝が落ちているのでそれを集めて焚火をします。子供たちも周りから拾ってきて焚火に入れさせてもらえるのでだんだん大きくなる火に興味津々。

枝は夏の間にカラカラに乾いているので雨が降っても結構乾燥しているため、火が起こしやすいです。

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火をおこすだけでも楽しんでいますが、やはり子供たちの一番のお楽しみは、ソーセージやマシュマロを焼いて食べたり、ホットチョコレートを飲んだりすることのようです。
そして昨日は、リンゴをホイルに包んで焼きリンゴを作りました。

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焼きリンゴはあらかじめオーブンで少し過熱してから火の回りにおくとすぐに火がとおり、熱々が楽しめます。
そして甘酸っぱい香りが周りに広がって、他の食べ物とは違う楽しみがあります。 

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子供たちにとられないように自分の分を確保して、寒がりの私は部屋に退散。結局子供たちは夜8時くらいまで焚火を楽しみました。

 

 

秋のサンシャインコーストで子供と一緒に楽しめるハイキング・お散歩コース(1)スマグラーコーブ編

こんにちは。

こちらは朝晩かなり冷えてきています。

先週暖炉を設置しておいて良かった♪と思っています。

さて、今日は秋のサンシャインコーストで小さい子供と一緒に楽しめるハイキング・お散歩スポットをご紹介します。
さすがに海や湖で泳ぐのはちょっと寒いですが、ハイキングであれば秋冬でもお天気が良ければ十分に楽しめます。

 

1.Smuggler Cove(スマグラーコーブ)

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小さい子供と一緒にハイキングといえば我が家ではスマグラーコーブをおすすめします。

5才の次男と私が大好きなハイキングコースで、小さな子供からから大人、さらに犬もみんな楽しめるコースです。

スマグラーコーブは、サンシャインコーストのハーフムーンベイ地区にあります。
バンクーバーから来る場合、Langdale(ランデール)でフェリーを降りたら、Sunshine Coast Highway (サンシャイン・
コースト・ハイウェイ)をひたすら車で50分位です。(詳しくはブログ最後の地図をみてください)。

「Smuggler(スマグラー)」というと「密輸する人」とかの意味ですが、ここの入り江は起伏に富んでいて、確かにボートを沿岸から簡単に岩陰に隠すことができます。
昔アメリカで禁酒法が施行された時代には、ボートでここに潜みながらせっせとアメリカへラム酒を運んだという史実もあるそうです。

そう聞くとアップダウンの激しいコースなのではないかと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
ほとんど「平坦」か「平坦に近い」ので、子連れで歩いても大丈夫!私でも行ける(笑)。

それではどんなハイキングルートかご紹介します!

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パークの入り口にはこの看板があり10台位の車を止められるようになっています。

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入り口には大きな木の根っこが無造作に転がっており、次男は早速飛び乗って遊んでいます。すでにハイキングモード全開!

 

Smuggler Cove Marine Provincial Park 03

左手は湿地地帯でおそらく海水が入り込んでいるのだと思います。
平坦な道をどんどん進んでいきます。 犬を連れたハイカーやお散歩の人もいます。

 

Smuggler Cove Marine Provincial Park 02

途中で何本かの橋が架かっています。下は浅い沼地のような感じです(落ちないように!)

そして30分-45分位歩いていくと、だんだん木々の間から湾が見えて・・・最後にきれいな入り江が目に飛び込んできます!

Smuggler Cove Marine Provincial Park 11

海はとっても穏やかで湖のようです。

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潮が引いているときは、岩場を飛び跳ねながら?移動できます。
海の色はエルメラルドグリーンに近い青緑色をしています。

スタートからこの地点まで1時間はかかりません。
往復で2時間あれば余裕のコースですが
ベンチや岩場に座って、おやつやランチを食べて半日位のんびりするのがおすすめです♪

夏場はもちろん水遊びが楽しめますが、秋でもふかふかのコケの絨毯に寝っ転がったり、岩場を探検したりして、子供たちは飽きることなく遊んでいますよ。私の一押しスポットです!

 

[ランデール(フェリー乗り場)からスマグラーコーブへの行き方]

名称:Smuggler Cove Marine Provincial Park Trail Head
住所:172 Brooks Rd, Halfmoon Bay, BC V0N 1Y2

フェリーを降りたら、Sunshine Coast Highwayをひたする走ること約40-50分。Brooks Road(ブルックスロード)を左折し、10分くらい道なりに進むと到着です。

  

 

サンシャインコーストではクマとクーガーに注意!

Sunshine Coast (サンシャインコースト)のHalfmoon Bay(ハーフムーンベイ)で暮らしはじめて、以前より頻繁に野生動物を見かけるようになりました。

1週間に1回程度はみかけるのが「鹿・シカ」。

角の生えた勇ましい牡鹿も、小鹿も、家族連れの鹿の群れも、頻繁に家の近くで見かけます。


子供たちが通う小学校の近くの道には「Fawn Street(小鹿通り」という名前の道まであります。

小鹿はまさにバンビちゃんでかわいいです。牡鹿のジャンプ力はすごくて2-3回のジャンプで森の中に消えていきますよ。

 

そして次に目撃する回数が多いのが「熊・クマ」。

大抵いるのは「Black Bear」という真っ黒の熊。日本のツキノワグマが同じ種類だと思います。私はカナダに来てから通算2回しか見たことがありません。

ちなみに「Grizzly Bear 」という大きなクマ(日本で言うところの「ヒグマ」)はほとんどおらず、この地域で熊と言えば「Black Bear」のことを指します。

今の季節は冬眠前で食欲旺盛なため、人が住む地域にまでやってくるのですが、クマが探しているのは主に果物(リンゴ、ナシ、ベリー各種な
ど)で、夜にリンゴの木などによじ登って根こそぎ食べていったりします。

Halfmoon Bayおよび近隣のSunshine Coastで人がクマに襲われたとという話はまず聞きませんし、地元の人にとってはクマはここで暮らす共存相手のようです。

先日も私と夫が家のすぐ近くの商店の前に車を止めて近くで立ち話をしていたところ、通りすがりのトラックのおじさんが、
「今、そこの青い車(夫の車)の横に小熊が2頭歩いているよ」と教えてくれました(汗)。

夫は全然平気ですが、私はやっぱりクマでも怖いですっ。子供たちと私だけで野山に入る勇気はありません(汗)。

クマのことを考えると昔飼っていたロットワイラー犬のHちゃんがいてくれたらなーなんて思い、大型犬が飼いたくなります。

そして最後に、クマよりも地元の人でも怖いという動物がおり、それが「Couger(クーガー)」です。

最初にクーガーと聞いた時、私はえ?となってピンときませんしたが、つまり「ピューマ」、豹とかチーターとかの仲間(恐ーい)。ヤマネコやイタチなどのサイズは比ではなく、かなり大型の「猛獣」です。オスは軽く数十キロから百キロ近くあるみたい。
私にとってはアフリカのサファリか動物園でみるくらいの動物だと思っていたら、結構、北米の太平洋側にたくさん生息しているのだそう。こちらに来て初めて知りました。

以前住んでいたNorth Vancouver(ノースバンクーバー)でもたまにクーガーを見たという目撃情報を聞いたことがあったのですが、ハーフムーンベイの目撃情報は頻度が高い(汗)。

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1週間前に学区の教育委員会から家に緊急メッセージが届き、同時に学校の校長先生から緊急メールが送られてきました。

その内容が「学校の近くでクーガーの目撃情報があったので、下校時はなるべく迎えに来てください。」というものでした。

これがクマだとこういうメッセージはとどきません。

でもクーガーの場合は連絡が来るということは、やはり学校も警戒しているということですね。

もちろんまだ見たことはありませんが、会ったらどうしよう???

子供より私のほうがパニックになりそうです。