サンシャインコースト・フェリーと水上飛行機で暮らす生活
Sunshine Coast(サンシャインコースト)はカナダのBC(ブリティッシュコロンビア)州の太平洋側、内海の海岸線沿いにひろがる地域で、本来は大陸の一部ですが、どうやら地形が複雑すぎて道路がつくれないらしく、バンクーバーに行くためにはBCフェリーを利用することになります。
フェリーは5階-7階ぐらいのデッキがあり、大体4階までのデッキは貨物や乗用車の駐車スペースで、5階が乗船者用のデッキになっています。船内にカナダおなじみのファミリーレストラン、White Spot も入っているし、スタバのコーヒーも飲めます。
フェリーは優雅にのんびり内海を進んでいくので天気の良い日は周囲の海岸線や山並みの絶景が広がり、運が良ければ野生の動物を見ることもできます。
私はこれまでクジラの潮吹きを一度、小熊が岩の上を歩いているのを一度みたことがあります♪
こちらに遊びに来る友達もみな、この短い船旅は良い思い出になると言ってくれます。
(フェリー内に車を止めたところから見える景色)
我が家もバンクーバーへ行く場合は、ほぼ必ず車で出かけ、このフェリーにお世話になっています。
自宅のあるHalfmoon Bay(ハーフムーンベイ)からLandale(ランデール)というフェリー乗り場まで車で40分位かけていき、車ごとフェリーに乗船し、バンクーバー側のフェリー乗り場であるHorseshoe Bay(ホーシューベイ)まで約40分で到着。
船を降りると、バンクーバーのダウンタウンまでおよそ車で30分位。バンクーバーエアポートまでは45分-1時間位かかります。
ハーフムーンベイ(車で移動)→ ランデール----(Ferryに乗る)---- ホーシューベイ(車で移動) → バンクーバーのダウンタウンやエアポートへ
こんな感じで合計で大体2時間位。
日帰りでバンクーバーに行くことができるので、月に1回程度、日本食の調達や都会を感じに(笑)でかけます。
ただし、もしフェリーが遅れたり、フェリーが満車で乗り込めない場合は次のフェリーを待たなければいけないので、かなーりストレス。
というのもフェリーは一日せいぜい7-8本程度しか運航されていないので、予定したフェリーに乗れない場合、次のフェリーまで2時間ほど待たないといけない可能性が高い・・・そういう時は一気にお疲れモードにはいりますね(汗)。
それでも基本的に大抵の人は、そして我が家もフェリーに乗ってバンクーバーに行くのですが、実はもう一つバンクーバーに行く手段があり、それが「水上飛行機」です。
カナダでは 「Floatplane」とか「Water Plane」などという呼び方をします。
水面から離陸し、水面へ着陸するので、BC州ではサンシャインコーストをはじめ、バンクーバー島(BC州都ビクトリアが位置する地域)への行き来に頻繁に利用されています。
家から車で15分ぐらいのSechelt(シーシェル)という町に水上飛行機乗り場があり、わずか20分でバンクーバーのダウンタウンまたはエアポートまで連れて行ってくれる優れもの。
料金は大体片道で100ドルから150ドル位(シーズンで料金は異なります)。毎回乗るには高いですが、ビジネスやホリデーで利用するにはお勧めです。
例えば行きはバンクーバーエアポートから水上飛行機で来て、帰りはフェリーに乗って景色を眺めながら帰る、なんてこともできます。
私はカナダではまだ乗ったことがないのですが(昔フィリピンのボラカイ島に行くときに乗ったっけ(笑))
先日80歳を超える義母は、バンクーバーのエアポートからこの水上飛行機に乗って遊びにきました。
着くなり「Fantaaaaaaastic !!(すんばらっしかったわーっ!)」と上機嫌でした(笑)。
低空を飛ぶのでどうやら絶景が待っているようですね・・・
毎回バンクーバーに行くたびに乗ることはできませんが、次回一人でバンクーバーに行くときに乗ってみたいと思っています。
(Secheltの水上飛行機発着場)
- BCフェリー:
バンクーバーとサンシャインコースト間の運航情報
-
Harbour Air:
バンクーバーとサンシャインコーストを結ぶ水上飛行機会社